催眠術とはどんなものか?
私の立場(エンターテイナーの催眠術師)から、あえて一言で表現すると『心理学を応用した医学技術』です。
超能力やオカルトの類いではなく、極めて理論的でそこに魔法はありません。
催眠は海外では科学的根拠に基づいた医学技術として広く認知されており、
イギリス王室のキャサリン妃は『催眠出産(ヒプノバージング)』という催眠の技術を使った無痛分娩をしたり、
アメリカでは催眠心理療法を受けると州によっては保険適用されている例があります。
そういった催眠の技術をエンターテイメントに応用したものが『催眠術』です。
エンターテイメントとしての催眠術の楽しみ方は、"お化け屋敷"や"ジェットコースター"などに似ているかもしれません。
『手が動かない』『笑いが止まらない』など、普段起こらない非日常の不思議な体験を楽しむエンターテイメントです。
催眠術はかけられる人の《かかってみたい》《楽しんでみたい》という気持ちを誘発させ、無意識をコントロールしてゆく技術です。
従って、嫌がる人や否定的な人にはかかりませんので、催眠術に特別な強制力はありません。
催眠術へのよくある誤解として「意識がなくなる」「記憶がなくなる」「嫌な事を無理やりさせられる」「解けなくなる」などがありますが、これは間違ったイメージです。
是非、ヤラセなしの本物の催眠術を実際に体感してみましょう!!!
● 体が動かなくなる
● 椅子から立てなくなる
● 声が出なくなる
● 痛みを感じなくなる
● 飲み物の味が変わる
● 笑いが止まらなくなる
● 人(物)を好きになる
● 自分の名前を忘れる
● 時間が止まる
● 幻覚が見える
など
※上記したものは一例です
催眠術は100%かけることはできるのか?
催眠術は非日常の現象を起こす技術ですが、日常の催眠とは一体どういうことなのでしょう?
分かりやすく日常の催眠現象の例を上げると、『TVを見ていて熱中するあまり話しかけられているのに気付かなかった』などです。よくある事なのですが、見方を変えると『没頭するあまり聞こえてるはずの声が聞こえない状態になっていた』ということです。
日常的な事なので誰も変なことだとは感じませんよね?でも、よくよく考えると、聞こえているものが聞こえないなんて普通の状態ではありません。
他にも
・慣れた道を考え事をしてボーッとして歩いていたら、いつの間にか目的地に着いていた。
・スポーツをしていて、終わったあとに痛いと思ったら、いつの間にか怪我をしていた。
などなど
色々ありますが、実は催眠は特別現象ではなく、このように日常に溢れているものなのです。